橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)をした学生の施術　大鳥居にある整骨院

こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。

 

今回はスポーツ中に骨折した学生の施術(検査・整復・固定)について紹介していきます。

 

小学6年生男子、スノーボードをしていて倒れて転んだ時に手を衝きその際に負傷した。

その後、近隣の病院にて診てもらった所、「捻挫」と判定されたとのことで、伸縮包帯を巻いて終わったとのこと。

翌日当整骨院に来院されました。

 

検査等行っていくと、手関節の背屈・底屈の可動域は左右さなく行え、回外60度、回内70度とやや可動域制限がありました。

本人も動かした時に違和感はあるが痛みはないとのことでした。

次に触診にて圧痛の確認を行いました。

 

1番ダメージの少ない部位から順に圧痛の確認を行っていき、橈骨遠位端部に圧痛が強くあり、痛みの感じ方が骨折のある方の感じ方だったため超音波観察装置(エコー)にて観察を行っていきます。

 

エコーで確認を行った所、圧痛が確認できたところにエコーでも骨折線を確認できました。

転位は少ないものの固定を行わないと折れた箇所から曲がってくるので、注意が必要です。

 

当整骨院が提携している病院にてレントゲン検査を行いました。

レントゲン画像でも骨折が確認できました。

1枚目の画像がレントゲン画像。

2枚目の画像がエコー画像。

3枚目の画像が当整骨院で使用しているエコーになります。

 

総合的な検査結果からコーレス骨折として判断しました。

 

施術ですが、まず整復を行っていきます。

直圧整復法にて骨折部の整復を行いました。

その後エコーで整復後のチェックを行い、固定をしていきます。

固定材料は背側・掌側の金属シーネにて固定を行い、三角巾にて固定を行いました。

 

今回のタイプの骨折では見逃されることが多い印象があり、実際に当整骨院に初回来院した時は近隣の病院にて捻挫という判定になっていて、固定をしていない状態でしたが、これは極めて危険な状態とも言えます。

骨折部の固定を行っていないとそこから徐々に曲がって変形をしてくるからです。

子供の骨は大人の骨と比較して柔らかく、曲がって経過を追い、曲がったころに折れていたんだ！という判定をしてしまったら、変形したまま生活をするか、手術の対象にもなってしまうので、最初の判定はとても重要になってきます。

 

初期の施術において重要なことは正しい整復を行い、正しい固定を行うことです。

初期は骨折部がズレてくるので、一定期間金属シーネにて固定を行っていきました。

一定の期間になると骨折部が安定してくるので、この状態になったら電気通電による骨組織の回復を行っていきます。

 

初期は固定後三角巾を使ってもらって生活をしてもらいます。

経過ごとにエコーを撮り骨組織の回復度合いも診ていきます。

 

当整骨院は肩こり、腰痛、首痛などの慢性的なお体のお悩みや、スポーツやプライベートでの怪我の骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷(肉離れ)にも対応しています。

スポーツパフォーマンスの向上のための施術や怪我予防も行っています。

猫背、巻き肩、胸椎後弯、反り腰などの姿勢改善も行ったり、女性の骨盤の出っ張りなどの体型修正も行っています。

 

また、産前産後の整体を行う資格も持っており産前産後専門院でもあるので、産前産後のお体のお悩みのある方もお気軽相談してください！

 

お体のお悩みがある方はご相談、お問い合わせください！

 

髙山整骨院

東京都大田区東糀谷3-3-17 グランシャリオ羽田1階

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