大鳥居にある整骨院　シンスプリントによる脚の痛み

こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。

 

今回も怪我をした方の施術を紹介していきます。

似たような痛みのある方や怪我で中々治らない方、再発を繰り返してしまう方など、参考になればと思います。

 

中学2年生女子、バスケットボールを部活でやられている方になります。

右脚のすねが痛く、走ったり、ジャンプする回数が多くなったりすると痛みが強くなってくるとのこと。

中学1年生の頃から痛くなっていて、他の整骨院に通われていたこともあるみたいで、痛みが緩解せず何回か通って辞め、しばらく我慢してバスケをしていたが痛みが強くなり当院に来院されました。

問診をしていくと、1番痛みのある場所は脛骨の内縁の上部から下部にかけて痛みがあり、その時の状況によって痛みのある部位が違うとのこと。

触診にて骨膜部分の形状がいびつな部分もあり、中央から下部にかけては脛骨内縁から前縁にかけて痛みのある部位もあります。

超音波観察装置(エコー)にて観察を行った所、脛骨の骨自体の疲労骨折の徴候は無かったですが、骨膜の部分で損傷徴候があり、これが痛みを引き起こしていると考えます。

次に股関節、足関節の可動域、足部アライメント、腰からの神経症状のチェックを行った所、改善しないといけない部分が見つかってきました。

その他に柔軟性のチェックも行い、上肢はかなり柔らかく、下肢は場所によって硬さの目立つ所がありました。

これらを踏まえると痛みのある部位の判定はシンスプリントで、その他の身体の要因によって脛骨に負担がかかり痛みを起こしていると考えます。

 

施術は腰に干渉波の通電、シンスプリントには微弱電流で通電を行いました。

その後マッサージを行いました。

足部アライメント調整と股関節のストレッチ、胸椎可動域エクササイズを行っていきました。

自宅でもできる足部のケアを指導し、負担のかからない動き方なども合わせてアドバイスさせていただきました。

運動については1週間程軽めにやってもらうように指示し、様子を見ながら運動量の制限をしながら練習に復帰する手順をとりました。

 

2週間程施術して、痛みの度合いが小さくなっていったとのことで徐々に運動量も増やしてやってもらっています。

当院で行っているエクササイズは身体の柔軟性の獲得とアライメント調整、筋・神経伝達の促通、身体の使い方の指導を順を追って行っています。

ご本人や保護者の方にも説明し、結果として良い方向で進んでいるので継続していきたいと思います。

 

今回はシンスプリントの方の施術の一例を紹介させていただきました。

同じような痛みのある方や、怪我をして中々治らない方や怪我の再発を繰り返してしまう方などの参考になればと思います。