大鳥居にある整骨院　慢性的な仙腸関節痛のある方の施術紹介

こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。

 

今回は産後から9ヵ月経過した方の腰痛の施術を紹介していきます。

産後の事などもお話しさせてもらったり、説明もしていきましたが「腰」をメインに紹介していきます。

 

30代女性、仕事はデスクワークでパソコンを長時間やられている方になります。

この方は産後9ヵ月経過した方で産後の整体も3回程通われたみたいですが、中々合わず行かなくなってしまったとのこと。

元々慢性的に腰痛があり、産前はストレッチ等で予防をしていたとのことですが、最近はやっていないとのことで、腰痛の施術と産後の状態も心配とのことで当整骨院に来院されました。

 

産後の事を説明した内容を簡単に記載します。

基本的にいわゆる歪みが出てくるのが仙腸関節と恥骨結合になります。

骨盤の恥骨結合は妊娠前は2～6mmほど元々開いていて、妊娠後期になると7～10mm程開いてきます。

そして出産のタイミングで3～4cm一気に開きます。

出産後も3～4cm開きっぱなしではなく、7～10mm程に戻ります。

そうすると出産前後の差は5mmぐらいとなります。

自然に開いたものが大体半年から1年くらいで戻ってきます(個人差はあります)。

この間は産後の時期によっても違いますが、ベルトやガードルなどで締めていく必要性があります。

当整骨院が1番大事にしていることは、骨盤は徐々に締まってきますが、骨盤のズレは戻してあげなくてはいけません。

基本的な説明の他にもホルモン、産後の身体の症状などのお話もしました。

 

身体の評価を行っていきましたが、脚長差があり右が約1.5cm程長く、骨盤の傾きも確認しました。

さらに仙骨の可動性や骨盤底筋が付着している尾骨・骨盤底筋の評価も行い、下肢・骨盤に伴って上半身への影響も評価していきました。

その他にも基本的な関節可動域もチェックしていきました。

 

1人1人個体特性があることからも施術時のマッサージなどの手技を行う方向の見極めや、その方のタイプにあった施術が重要と考えるので、この段階で仮説検証しながら評価→施術→再評価を繰り返しながら、施術を行いました。

 

初回時の施術は主に土台となる骨格・神経の調整とこれに付随して筋肉や血管にもアプローチを行っていき、歪みの調整を行いました。

疼痛部位である仙骨にはAKAによる矯正の手技も取り入れハイブリッドな施術を行っていきました。

脊柱ラインの可動性の獲得も行い、頸椎を含め頭蓋骨や側頭筋などの顔・頭の筋肉や関節、縫合にもアプローチを行っていきました。

 

施術後に再評価を行った所、痛みは半分以下になったとのことで、施術前の痛かった動きが痛みなく動かせるとのことでした。

 

全ての施術が施術、評価が終わった後に施術プランをお伝えして、1回1回評価、施術、再評価を繰り返しながら施術を展開していくことをお伝えしました。

 

当整骨院の施術は対象療法ではなく、「根本施術」を基本として施術プランを組んでいるので施術の方向性もお話して、腰痛でも腰以外の部位に原因があることは評価の段階で説明を行い、1人1人顔が違うようにマッサージ1つとっても手技方向も違ってくるので、個体特性を重視しながら施術をしていきます。