大鳥居にある整骨院　肘の痛みのある野球少年

こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。

 

今回も来院施術された方の施術を紹介していきます。

 

中学2年生男子、硬式野球をやっていてポジションはピッチャーと外野をやられている方になります。

中学に入ってから利き手側の肘に痛みが出ることがあり、他の整骨院や整形外科へ受診したこともあるとのこと。

問診をしていくと、まず肘内側上顆から内側側副靭帯線維部分に圧痛がありました。

ストレステストでは痛みは無いものの違和感があるとのことでした。

次に超音波観察装置(エコー)にて観察を行いました(画像は当院で使用してるエコーになります)。

内側側副靭帯の近位線維に損傷が見られました。

損傷程度としては重症ではないですが、繰り返し痛みがでていたりすることをふまえて考えるとフォームや身体のどこかで無意識の内に代償動作で動いて肘に負担がかかっていることがわかります。

原因の一つとして投げすぎもあります。

身体の肩や肘、胸郭、股関節、膝、足首などの柔軟性のチェックと簡単な動作チェックを行ったところ、

やはり胸郭の硬さと下肢の動かし方による連動性が無くなっていることがわかりました。

首からの神経症状はありませんでした。

 

この方の施術プランとして

①損傷部位に電気通電、手技療法、固定

②胸郭柔軟性の向上、上肢と下肢の連動性向上トレーニング

③回復時期を見て前腕屈筋群のトレーニング

 

しばらく投球と外野での返球は控えてもらいました。

痛みの程度と回復度合いを見て条件付きの投球を行っていきます。

肘の施術を行いながら胸郭の柔軟性を出すトレーニング、ストレッチを行った所本人も片方の硬さがわかるぐらい左右差があり、それを認識してトレーニング、ストレッチを行えたので良かったです。

連動性のトレーニングもやったことのない動きだったので最初は難しかったようですが、うまく行えていました。

経過を見ながら施術を進めていこうと考えています。

 

今回はこれにて終わりにします。