大鳥居にある整骨院　コロナワクチン予防接種後、肩痛の人の肩関節周囲炎

こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。

 

今回はコロナワクチン予防接種後、肩や腕に痛みがありそれが1年以上続いていると言う方の施術の紹介になります。

本当にワクチンの影響で痛みがあるのか？

問診、施術を紹介していきます。

参考になればと思います。

 

40代女性、仕事は座り仕事をしていて、運動もたまにするとのことです。

1年以上前にコロナワクチンの予防接種後肩や腕にかけて痛みがあり、いわゆるモデルナアームと言われるものだとドクターにも言われそのままにしていたが、痛みが治まらないので近隣の整体で施術を行って、少し良くなったが痛みはあり特に結帯動作や洗濯物が干しづらいなどの痛みがあり、日常生活でも影響が出ています。

またしばらくしても良くならないので当院に来たとのことでした。

問診をしていくと、患側側の肩の関節可動域は屈曲100度、外転90度、伸展20度、外旋内旋は動きがかなりの制限がありました。

当初の痛みの際は屈曲と結帯動作の痛みがあったとのこと。

胸郭の可動域も制限が見られました。

首からの神経症状はありませんでした。

全ての問診、検査を終え、最終的に判断したのは肩関節周囲炎による痛みと関節可動域の制限が起きていると考えました。

症状からまだ凍結肩(40肩)ではないと判定しましたが、凍結肩に移行してしまう可能性があるので、そのことも含め患者さんに説明させて頂きました。

 

施術は肩、背部にかけて電気通電、手技療法を行い、主に肩関節のそれぞれの動きをアシストするように関節のマニュピレーションを行ったり、筋緊張の緩和を行い肩関節の運動を行いました。

胸郭にに関してもそれぞれマニュピレーション、運動を行っていきました。

疼痛の緩和目的で微弱電流(elesas)を痛みに特化したモードで流していきました。

特に外旋、内旋方向の動きを改善するように行いました。

 

施術後は屈曲、伸展方向にかなりの改善が見られ、洗濯物を干すのが楽に出来そうと仰っていました。

外旋、内旋も改善傾向にあり、結帯動作に関しては最初腰までしか手が回りませんでしたが、肩甲骨の下部まで手が回るようになり下着や洋服の脱ぎ着が楽になったとのことでした。

胸郭部分(肋骨、胸椎)の動きの改善を行ったのも肩関節可動域の広がった要因の一つとして考えています。

痛みも無くここまでの動きは出来るようになったので、かなりの改善が見られたのではと思います。

 

コロナワクチン接種の影響で痛みが出ていて、直接これが原因で現在肩関節の可動域に影響を与えていたかというと、問診時の話を聞いていると定かではないですが、結果として色々な要因によって肩関節周囲炎になっていたのは間違いないので、そこを見逃してはいけないと考えます。

正しい問診をして最善の施術を行うことが重要です。

 

今回は以上になります。