産後整体の運動(骨盤底筋)について 大鳥居にある整骨院
2023/09/01
こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。
過去のブログで「産前産後の整体・知識」について書いていきました。
マタニティ時の注意点や身体の変化。
https://takayama-seikotsuin.jp/admin/newpages/simple-edit/1902164/blog/
産後の注意点や痛みに対しての施術等述べていきました。
https://takayama-seikotsuin.jp/admin/newpages/simple-edit/1812908/blog/
https://takayama-seikotsuin.jp/admin/newpages/simple-edit/1878717/blog/
それぞれ「マタニティ整体・知識」、「産後整体・知識」についてリンクを貼ったので見てみてください!
今回は産後の運動について書いていこうと思います。
特に骨盤底筋について詳しく書いていきます!
最初に産後の状態について述べていくと、産後の身体はボロボロになっています。
よく言われているのは交通事故にあった時と同じ状態であると言われています。
分娩の長さや自然分娩か帝王切開なのか、条件によって1人1人の身体の状態は変わってきます。
産後初めて来院施術される方に関しては、ヒアリング時に「妊娠時の状態」「分娩時」「現在の悩み」など細かく聞いて施術にあたっていきます。
施術を進めていくと、最初に悩んでいたものが解消されたり、新たにこんな体型にしたいなど出てくるので、その時はその都度相談して優先順位を決めて施術を行っていきます。
出産後の身体状態の細かいことは上記のリンクのブログに書いてありますので今回は省略して、重要な要点だけ書いていきます。
まずは「疼痛部位」「どんな動作・姿勢時に痛いか」「体重を減らしたいのか」「体型を美しくしたいのか」などの要望を聞いていきます。
おそらくこれを見ているママさんは全部何とかしたい!と言う方が大半だと思います。
実際に当院で施術している方も最初は痛みの悩みで来院されますが、体型を美しくしたい!などの願望が出てきますので、途中から出てくるお悩みも全て解決していきます。
基本的に産後1ヵ月検診を終えてから施術を開始していますので、出産直後には施術はしてないので注意してください。
身体のチェックを行っていきますが、妊娠中の影響で肋骨弓の角度の増大と腹直筋離開による腹筋群の機能低下が見られ、骨盤底筋群の機能低下も多くの方に見られます。
赤ちゃんの抱っこをする時間が増えることによって、呼吸が努力性呼吸になり頸部・肩甲帯周囲の筋肉の筋緊張や関節可動域の低下も多くの方に見られます。
さらに姿勢の変化によりサボリ筋よガンバリ筋に分かれ、インナーマッスルとアウターマッスルの筋バランスが崩れ、体の各痛みにも繋がってきます。
腹直筋離開は妊婦で9割、産後でも約4割の方がなっているとの報告もあり、産後6~12ヵ月で自然治癒する場合もありますが、治癒の可能性がとても低いため正しいエクササイズが必要になってきます。
腹直筋離開をしているかどうかの評価も重要になってきます。
当院では①触診による評価②超音波観察装置(エコー)によって評価を行っていきます。
エコーでの評価では実際に画像として腹直筋間を測定できるので、ママさんとも認識を共有できるので安心にも繋がります。
腹直筋離開が起こりやすい人にも特徴があります。
腹直筋が硬い、インナーマッスルである腹横筋が弱い、妊娠中に体重が増えすぎる、帝王切開など様々な原因があります。
ヒアリング時に細かく聞いていきますが、例えば母乳の出具合なども胸筋群の硬さや姿勢の悪さから母乳の出が悪くなることが多々あります。
細かい問診・評価を終えたら施術に入っていきます。
妊娠中の固定姿勢と赤ちゃんの抱っこによる姿勢で特有の姿勢パターンになっている方が多いです。
姿勢の評価を行います。
特に体の不調が起こるメカニズムとして長時間の抱っこにより不良姿勢になり、ホルモンバランスの乱れにより筋・筋膜・靭帯が緩く弛緩する。
妊娠・出産で腹直筋の離開と骨盤底筋が緩む。
これらによって関節が不安定になり、インナーマッスルが機能低下、アウターマッスルが過剰に働いてしまう現象が起き、腰痛・仙腸関節痛・恥骨痛・肩こりなどの痛みに繋がってくると考えられます。
評価は体幹の機能(関節可動域など)、腰部・骨盤・仙腸関節の機能評価、骨盤底筋の機能、横隔膜の機能、脊柱・肩甲帯の評価を行います。
下肢も骨盤帯から足部にかけて評価を行います。
当院では慢性的な痛みのお悩みのある方、怪我での施術の方、全員一律で行っている身体特性の評価も行います。
産後のママさんには特に骨盤底筋は運動を行っていく上で重要な部位になってきます。
当院で施術をしているママさんと話していると「YouTubeを見て骨盤底筋のトレーニングをやっていた」という方が多くいらっしゃいます。
これも正解です。
しかし、YouTubeを見てやっているトレーニングを見せてもらうとアウターマッスルの筋肉も同時に鍛えていて、最初のトレーニングの仕方としては不十分と考えます。
何故かというと、骨盤底筋がどこにあって?骨盤底筋の収縮を感じながらトレーニングができているかというと全員ができてないと回答されました?
そもそもお話を聞くと「骨盤底筋ってさわれるの?」「1人目の産後で別の整骨院で骨盤底筋を鍛えると良いと言われたけど、詳しく説明されていない」などの答えが返ってきました。
当院では骨盤底筋の触診を行い、ママさんと収縮の感覚を共有しながら行うことで、効率の良いピンポイントで効く骨盤底筋のトレーニングを行います。
このトレーニングができたら骨盤底筋+アウターマッスルを加えたトレーニングに移行します。
骨盤底筋は臀部の筋肉と横隔膜とも関連性があり、骨盤底筋+横隔膜のトレーニングも併用して最初は行います。
さらに当院ではピラティスを行うこととしています。
最初は負荷の少ないトレーニングから行い、徐々にレベルを上げて行っていきます。
ピラティス以外にもトレーニングがあり、1人1人の身体の状態を見ながら取り入れていきます。
今回は産後の身体についてと骨盤底筋のトレーニングについて書いていきました。
この順番が良い!という正解はありませんが、先程も書いた通り、トレーニングは鍛えている部位の意識が重要になってきます。
骨盤底筋のトレーニングをやるとなっても、どのように意識すれば良いか?どんなトレーニングが良いか?などの疑問が生まれてきます。
骨盤底筋の収縮をご自分で感じながらトレーニングをすることをおススメします!
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髙山整骨院
〒144-0033
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電話番号 : 03-6423-7996
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