髙山整骨院

産後の整体・矯正と分娩の知識について

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産後の整体・矯正と分娩の知識について 大鳥居にある整骨院

産後の整体・矯正と分娩の知識について 大鳥居にある整骨院

2023/08/03

こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。

 

前回「産前産後の整体・矯正と産前産後の体の知識」について記事を書きましたが、今回は産後の整体・矯正、分娩についての知識を中心に書いていきます。

 

産後の身体は一般的に交通事故にあった身体と同等のダメージがあると言われています。

 

単に体重が戻れば良いというわけではなく、身体自体の不調や体重は戻ったけど体型がもとに戻らないなどのお悩みがあり、ホルモンの関係や妊娠時の身体の変化などによって出産後も影響が残っていると考えます。

 

そもそも出産時間を考えても、初産婦なのか経産婦なのかでも違いがあります。

 

初産婦では分娩開始から約12時間~15時間半、経産婦では約5時間~8時間かかると言われていて、これは一般的な時間なので個人差はありますが、おおよそこれくらいの時間がかかり、初産婦で30時間以上経産婦で15時間以上の時間を要する場合は遷延分娩となります。

 

また、骨盤の形状も出産時の大きな影響因子になってきます。

 

女性型は正常の女性骨盤とされていて、円形、横長の卵円形であり、これは安産になりやすいと言われています。

男性型(男性骨盤に似ていて、恥骨側が狭く、ハート型をしています)、類人猿型(類人猿に骨盤に似たもので、縦長の卵円形をしています)、扁平型(横長の卵円形または扁平な円形状をしています)があり、これらは分娩時に障害が出やすいともされています。

 

仙骨の形状も出産時の影響因子があり、産科的真結合線と第1仙椎下縁で作られる角度が90度以上であれば骨盤入口部以降の産道は広く、安産となりやすいです。

 

一方、産科的真結合線と第1仙椎下縁で作られる角度が90度以下の場合、骨盤入口部以降の産道は狭く、分娩時の障害が出てくる可能性が高くなります。

 

分娩時の骨盤では尾骨は胎児に圧排されて、後方に1~2cm移動し、そのため骨盤出口部の前後径は分娩時には従来の9.5cmから11.5cmとなります。

 

骨盤はそれぞれ上から骨盤入口部、骨盤濶(かつ)部、骨盤峡部、骨盤出口部になっており、とても狭い部分となっているため回旋しながら胎児が出てきます。

 

胎児は4回旋しながら生まれてきます。

分娩第1期(開口期)に横向きで頸部屈曲で1回目の回旋をして頭が骨盤入口部に挟まりこみ、うつ伏せになり2回目の回旋が起こり、胎児の背中が母体の前方を向きます。

分娩第2期で頸部伸展による3回目の回旋元の向きに戻る4回目の回旋が起こり、この時に頭が胎外に現れ始めます。この第2期で胎児が娩出され、分娩第3期で胎盤が娩出されます。

 

1人1人の身体の特徴、妊娠時の身体状況によって出産時に影響が出てきたり、分娩時間によっては身体への負担も大きくなってきます。

このことから、妊娠時のマタニティ整体を受けることによってより安全な出産ができるだけでなく、お母さん自身の身体への負担の軽減、赤ちゃんへの負担も軽減することができます。

 

さらにお母さんは出産で大きなダメージを受けているので、その後のケアが必要と考えます。

 

その後のケアである当院が行っている産後整体、分娩後の身体変化の知識を紹介していきます。

 

最初に分娩後の臓器の変化ですが胃のむかつきや便秘傾向だった症状は通常2~3日回復するが、腸を正しい位置に保持しておくインナーユニットの機能低下で分娩後も消化機能が安定しなかったりします。

 

子宮収縮に伴い、横隔膜が下降するので呼吸機能が回復してきます。

 

分娩時の圧迫によって、一過性の膀胱弛緩が起こり閉尿になるリスクがあります。

 

良くなる傾向にある部位とそうではなく、新たに悪い影響が出てくる部位があります。

 

皆さん気になる体重の変化ですが、分娩後に体重は約4~5kgの低下が起こり、その後2~4ヵ月で約3~4kg減少していきます。

このことから、体重自体は自然と7~9kgは自然に落ちてくるのが分かり、これ以上落ちてこなかったりした場合には施術の必要性があり、栄養管理の指導も行っていきます。

 

分娩後のホルモンは、出産が終わると血中ホルモン量の女性ホルモン(プロゲステロン、プロラクチン、エストロゲン)がほぼ0になります。

 

さらに腸と脳の関係性は深く、自律神経系・内分泌系・免疫系の経路を介してお互いに影響しあっていて、腸は「第2の脳」とも言われています。幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの約8割は腸で作られます。自律神経系の副交感神経が優位になった時には腸は活発に働き、交感神経が優位になった時には便秘や下痢、消化不良などを引き起こす原因にもなります。

 

ここから筋肉の変化について触れていきます。

 

妊娠中の影響で肋骨弓の角度の増大、腹直筋離開により腹筋群の機能が低下しています。

 

赤ちゃんの抱っこにより呼吸が努力性になり、頸部ー肩甲帯周囲の筋肉や関節が過緊張になります。

 

出産により骨盤底筋群の機能の低下。

 

これらの影響により姿勢の変化によりサボリ筋とガンバリ筋に分かれ、インナーマッスルとアウターマッスルの筋バランスが乱れ、身体の痛みへと繋がってきます。

 

腹直筋離開は妊婦で9割以上、産後で約4割の方がなっていると報告されています。

当整骨院では超音波観察装置(エコー)による判定も行い、施術計画を立てます。

 

産後6~12ヵ月で自然治癒する場合もありますが、可能性がとても低いため正しいエクササイズが重要になってきます。

腹直筋離開により、体幹の安定性が低下し、肩こりや腰痛などの不調や、体型の崩れにより外見上の見た目が悪くなります。また臍ヘルニアの原因にもなります。

 

当整骨院でインナーマッスルをエクササイズにより鍛えることを推奨していて、インナーマッスルが発達することにより関節を安定させ、キレイな姿勢になり、身体も引き締まってきます。

 

骨盤底筋のエクササイズは重要で当院にお越しになる方の中には、「You tubeに上がっている動画を見てトレーニングをしていました」と言う方がたくさんいます。もちろん間違ってはいませんが、ほぼ全員の方がアウター

 

マッスル優先で鍛えられていて、肝心の骨盤底筋が鍛えられていないケースが多くあります。

 

正しく位置を把握して筋収縮を感じながらエクササイズすることが重要で、特に尿漏れや骨盤底筋はお尻の筋肉や横隔膜との関連性が高い部位なので産後の方だけでなく女性にとっては重要な部位になってきます。

 

次に横隔膜についてです。横隔膜は骨盤底筋、大腰筋、腰方形筋、肝臓との繋がりがあり、胸腔と腹腔を隔てていて、安静吸気の70~80%を担っている部位となります。

 

インナーユニットの中で吸気筋は横隔膜のみで、意識抑制と無意識抑制の両方に支配されています。

当整骨院ではエコーを使って、実際のエクササイズ時にエコーで観察をしながら、筋肉の収縮を共有しながら、

 

効率よくかつ自宅でトレーニングする際の感覚を合わせるのにエコー下にてエクササイズを行います。

 

施術についてですが、まず重要なこととして病態把握とその方の身体特性のチェックを行っていきます。

 

病態把握とは、例えば、腰痛がある方がいたとして、椎間関節性なのか?筋筋膜性のものなのか?腰痛の原因となっているものの特定のことで。

 

身体特性は個人個人の身体の特徴を判定し、施術の際の判断材料とします。例えば一般的に猫背や反り腰は治した方が良いというのが常識ですが、身体の特性で治さない方が良い方もいらっしゃいます。これはタイプによって異なり、例えば施術をしたのに身体がダルイや良くならない、不調がとれないなどの原因はこのタイプを把握していないで施術を行っていて、その方のタイプに合っていない方向で施術を行うのは施術中は筋肉が解れて気持ち良いですが、身体に力が入っていない状態になっている可能性が高いため、このタイプ判定は重要になってきます。

 

病態把握と身体特性を判定した後に、赤ちゃんの抱っこによって変化している姿勢の確認を行います。

産後の身体は長時間の抱っこやホルモンバランスの乱れ、妊娠・出産による腹直筋離開と骨盤底筋が緩み、関節が不安定な状態になります。

 

これらはインナーマッスルが機能低下し、アウターマッスルが過剰になってきて腰痛・仙腸関節痛・恥骨痛・肩こりなどになるため、インナーマッスルの評価やエクササイズが重要です。

 

施術は骨盤底筋のリリース、仙腸関節のリリース、殿筋群のリリース、股関節・恥骨の矯正、仙骨のカウンターニューテーション、大腿四頭筋のPNFストレッチ、腸腰筋・内転筋・ハムストリングスのPNFストレッチ、腰方形筋・横隔膜のリリース等を行い、最後にエクササイズを行っていきます。

 

初期のエクササイズは骨盤底筋と横隔膜、腹横筋のエクササイズを行っていき、徐々にピラティスを取り入れエクササイズしていきます。

 

施術のリリース部位は病態把握と身体特性の判別等の判定を行い、評価→施術→再評価を繰り返しながら施術を行い、その方に合った施術を提供します。

 

最後にお腹周りに電気をかけていき、ウエストの引き締めも行っていきます。

 

当整骨院は大田区で慢性的な首や肩、腰・骨盤のお悩みや、身体の不調からくる頭痛、自律神経の不調、産前・

産後の整体、小顔矯正などのお悩みも解消する施術も行っていて、完全オーダーメイドで施術を行っていきます。

平日月曜日~金曜日 午前8:30~12:00 午後15:00~19:30 土曜日は8:30~15:00まで通しで営業しています。

仕事でお忙しい方など慢性的な身体の不調、美容などに悩まれている方は髙山整骨院を是非ご検討ください。

 

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髙山整骨院
〒144-0033
東京都大田区東糀谷3-3-17 グランシャリオ羽田102
電話番号 : 03-6423-7996
FAX番号 : 03-6423-7996


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