髙山整骨院

肉離れについての知識と当整骨院の施術

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肉離れについての知識と当整骨院の施術

肉離れについての知識と当整骨院の施術

2023/07/05

こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。

 

今回は「肉離れ」についての知識や施術時の注意点、ポイントについて紹介していきます。

肉離れに対しての評価基準やスポーツをやられている方であればリハビリの時期、運動強度、競技復帰時期を迷ったりもする方や知らない方が多い印象があります。

 

当整骨院でもスポーツ選手、学生を中心に肉離れした方が多く来院されていますが1人1人の損傷程度、競技特性、身体の柔軟性や筋強度が違ってくるので、同程度の損傷レベルであっても復帰時期やリハビリの進め方は異なってきます。

 

肉離れで好発部位として列挙していくと、ハムストリングス(大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)、ふくらはぎ(腓腹筋、ヒラメ筋)、大腿四頭筋、前脛骨筋、腹直筋、外腹斜筋が当整骨院でも多く診られていて、それぞれ競技に応じて好発部位も変わってきます。

 

そもそも筋損傷の中に肉離れ筋打撲傷があり、この2つの違いは何か?というと筋打撲傷は明らかな直達外力によるもので、筋の損傷は表面より骨に近い深部に生じやすい。例えば大腿四頭筋であれば深部にある中間広筋が損傷されやすいです。

 

一方肉離れは自らの筋力(拮抗筋の力)あるいは介達外力によって抵抗下に筋が過伸展されて損傷するものです。

スポーツでは動作中に、瞬時に筋肉が離れたように感じ、急激な脱力や痛みを伴います。

肉離れを起こす筋の多くは羽状筋の形態をとっており、これが遠心性収縮により、筋腱移行部(または筋と腱膜の移行部)で損傷します。

例えばハムストリングスの肉離れで見ると疾走中や切り返し動作などの接地時にハムストリングスが収縮している状態で、地面からの床反力により骨盤が傾くことにより(股関節屈曲強制)、遠心性収縮が強制されて損傷が起きやすいというメカニズムになっています。

 

疾走中に生じやすいハムストリングスの肉離れの代表的な受傷場面で、疾走中の振り出し動作によるハムストリングスの遠心性収縮で生じる「スプリント型」、ステップや切り返し時の床反力による股関節屈曲から生じるハムストリングスの遠心性収縮で生じる「ストレッチ型」があります。

ストレッチ型の方が介達する床反力の大きさによって強力な負荷がかかるので、より重症となります。

単に肉離れと言っても損傷レベルやどんな状況下で怪我したかによって重症度も変化していきます。

 

画像の1枚目は当整骨院で使っている超音波観察装置(エコー)になります。

 

画像の2枚目は腓腹筋内側頭の肉離れで来院した男性の方の外見写真になります。

この方は受傷から2日後に当整骨院に来院されて、杖を使って歩くのが精一杯でした。

この方のヒアリング、触診、徒手検査、エコーにて損傷部位の特定と損傷レベルの判定を行った所、損傷レベルはⅡ度でした。

損傷レベルによっても異なってきますが、皮下出血の量や腫れの出方まで変わってきます。

ここで少し厄介なのが皮下出血が表面に出てこないパターンのものもあります。

外見上の見た目に騙されずに触診、検査を正確に行うことが重要です。

 

画像の3枚目は受傷後1週間経過した時点で来院された方のエコー画像になります。

この方の損傷レベルはⅠ度で外見上は皮下出血は無く、圧痛点も正確に触診をしないと分からないぐらいの方でした。

この方のエコー画像を分析すると一見何でもないように見えますが筋組織の損傷があるのがわかり、ドップラーにて撮影を行うと炎症反応も見られ、受傷1週間経過しているので修復過程にあることも頭に入れて画像を見ていく必要があります。

この方の場合は外見上何ともないような感じですが、エコー画像ではしっかり損傷していることが確認できます。

さらに腫脹(腫れ)が徐々に末梢へと落ちていってるのも確認できました。

 

当整骨院では肉離れの判定には徒手検査や触診も重要と考えますが、エコー画像などの画像所見も重要な情報と考えています。

 

肉離れ損傷の急性期には炎症反応(皮下出血や腫脹など)、筋痛、筋力低下、関節可動域制限などが観察されます。

損傷レベルが高く、重症度の高いものは、当整骨院では提携している整形外科にてMRI画像にて診断を行い、筋内に筋(すじ)状の高信号領域が観察されることから、筋腱接合部が主たる損傷箇所であると推察できます。

現在の肉離れの画像判定として有効なものとして超音波観察装置、MRIが有効とされています。

重症度判定を行い、例えばⅢ度のものであれば損傷部位によってオペ(手術)適応になるものもあります。

 

当整骨院では肉離れの重症度判定には奥脇分類とMLG-R方式を参考にして判定を行っています。

 

当整骨院での肉離れの判定の仕方として今回は腓腹筋損傷時、ハムストリングス損傷時に分けて紹介していきます。

 

最初に腓腹筋損傷の判定の行い方ですが、どんな怪我でも痛い部位を指で指して頂き視診(皮下出血・発赤・陥凹・腫脹の有無)、次に触診(圧痛・違和感・筋硬結・熱感の有無)にて損傷部位の特定を行っていきます。

ストレッチ痛(straight leg raisingでの伸張、BKAEでのヒラメ筋損傷の有無)、ストレス痛の有無を確認し、損傷部位に印を打っておき、最後にエコーにて画像所見にて判定を行います。

 

ハムストリングスは腓腹筋と同様痛みのある部位を指で指してもらい、視診、触診、ストレッチ(passive SLR test、active knee extension test、Askling H testなど)、筋力評価(徒手検査)、エコーでの画像所見を見ていきます。

 

それぞれ所見の消失や筋力回復度合いに応じて運動負荷のレベルアップを決め、全ての所見と症状の消失後に筋力の回復も得られてから最終的な競技復帰を許可しているのが通常の流れになっています。

 

肉離れ後のリハビリは受傷機転、受傷した筋肉、筋内腱損傷の有無などに対応して、受傷直後から復帰までを急性期・亜急性期・機能回復期に分けて、筋の柔軟性や筋力、神経の固有感覚や身体の安定性の向上、獲得を目的としてプログラムを作っていきます。

競技の離脱期間を短くするためには、損傷した筋の修復を促進しながら筋力を効率よく回復させていくことが重要です。

 

腓腹筋のトレーニングはヒールレイズ(膝屈曲位・伸展位)、ヒールレイズによるステップなどを行っています。

ハムストリングスの肉離れに関してlengthening trainingなどを当整骨院では取り組んでいます。

その他にもストレッチによる柔軟性獲得や競技特性に応じてのトレーニングも各種行っていきます。

 

今回は肉離れについて紹介していきました。

当整骨院でも発生数の多い下腿部、ハムストリングスの肉離れを中心に基本的な情報と知識、注意点、施術の進め方のポイントなど紹介していきましたが、下肢以外にも肉離れは発生しますので、今後また肉離れに関して情報があったら発信していきます。

 

当整骨院は大田区で怪我以外にも慢性的な首や肩、腰・骨盤のお悩みや、身体の不調からくる頭痛、自律神経の不調、産前・産後整体、小顔矯正などのお悩みも解消する施術も行っていて、完全オーダーメイドで施術を行っていきます。

 

平日月曜日~金曜日 午前8:30~12:00 午後15:00~19:30 土曜日は8:30~15:00まで通しで営業しています。

 

仕事でお忙しい方など慢性的な身体の不調、美容などに悩まれている方は髙山整骨院を是非ご検討ください。

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