外反母趾、O脚、足底筋膜炎などの足部トラブルについて知識・施術
2023/06/29
今回は足部のトラブル、特に外反母趾、内反小趾、足底筋膜炎、中足骨骨頭痛、O脚など足の痛みや変形、足からくる膝や腰等のトラブルについての知識や施術の方法、日常生活でのNG行動などを紹介していきます。
足に関してのお悩みはとても多く、上記にもの以外にも浮腫みや冷え性のものから、たこや魚の目などの日々の生活から影響が出てくるもの、お尻が大きくてズボンがきついや入らないなどの問題。
姿勢の悪さ、腰痛や肩こりなどの慢性的な痛みまで多く存在します。
腰痛や肩こりなどの痛みに関して痛みのある部位をフォーカスして対象療法的に施術やマッサージ等を行っているケースが多く存在します。
しかし、これらの問題が「足」の問題があって肩こりや腰痛等に繋がっていると考えたことはありますでしょうか?
立っている時を想像してみると、足で地面に立っていてそこから膝、股関節、骨盤へと身体が繋がっています。
つまり立っているということは、正しい足のアライメント・正しく足を使い立っていないと身体に不調をきたす恐れがあるということが分かります。
当整骨院では女性の方の足のお悩みが多く、特に外反母趾、O脚についての相談が多いです。
足部の評価を行い、施術、再評価という形で行っていき、施術では疼痛の緩和を行っていきますが、多くの時間を割くのは「立ち方」、「歩き方」の修正を重きを置いて施術していきます。
評価をしていく中で多くの方、特に女性の方で多く見かけるものがあります。
来院される方の足をチェックしていくと足部の「オーバープロネーション(過回内)」が共通してあります。
オーバープロネーションとは簡単に説明をすると土踏まずがない状態、足部の内側縦アーチが消失してしまった状態です。
この足部アライメントがオーバープロネーションになることによって、下肢・骨盤・脊柱・上肢・頭部などに影響を与えていることがわかります。
例えば肩こり、首痛、背中痛、腰痛なども足の影響から不調をきたしている方もいらっしゃいます。
このオーバープロネーションが外反母趾やO脚の原因になっていることがあります。
足部のアライメント修正を行っていくことが重要で、それが主に立位姿勢と歩き方になってきます。
歩き方は小さい頃から行っている行動で、こんなことを言われたことはあるでしょうか?
「地面を蹴るようにしてあるいて!」など「歩く」の延長上に「走る」という風に考えている方がたくさんいらっしゃいます。
地面を蹴るようにして歩くと必ず重心の前方移動と身体の前傾が起きてきます。
重心位置が前傾することによって、足部にも大きな影響が出てきて、内側縦アーチの減少による足部オーバープロネーションが出現してきます。
重要なポイントとして歩くことと走るは全くの別のものとして認識する必要があります。
これが重要なポイントで、長年習慣付いたことを変えていくのはとても難しいものです。
歩く前に必ずチェックしていくのは立ち方です。
立ち方は正面と横からと主にチェックしていきますが、多くの方に見られるパターンとして「重心の前方移動」「身体の前傾姿勢」が見られます。
前傾姿勢には2つほどタイプがあり、身体全体が前傾しているパターンとお腹が前に突き出たパターンがあります。
この姿勢の悪い方に「胸を張った方が良い」と言われたり、言ったりした経験はないでしょうか?
姿勢の悪い方に胸を張った姿勢をしてもらうと、お腹が突き出るパターンの前傾姿勢へと変化し、余計に姿勢が悪くなっていき、身体に悪い影響が起こる可能性が考えられます。
重心の前方移動はオーバープロネーションを誘発し、結果的に足部障害(外反母趾等)、大腿部内旋、骨盤前傾、腰椎過前傾などのアライメント異常を引き起こします。
立ち方の修正時のポイントとして3つ程お伝えします。
①重心を後方外側
②(女性の場合)大腿部の内旋しているケースが多いので大腿部の外旋
*大腿部アライメントの修正は実際に見て修正を行うことが望ましいです
③臀部を中心に紙を挟むイメージで収縮させる(臀部中心を意識して)
この3つを指示していくと、多くの女性の方は「ガニ股になっていませんか?」と尋ねる方がいらっしゃいます。
カメラで撮影したものを見せて確認を行ってもらうと、ガニ股になっていないことを実感してもらいます。
これらの修正を行うと良いことがたくさんあります。
足部内側縦アーチの高さも上がってくるのと同時に下肢アライメントの変化が出てきて外見上O脚ラインだったものが真っすぐに修正され、キレイな脚のラインに変わってきます。
骨盤の前傾も減少し、腰椎前弯や重心の位置も前傾では無くなってきます。
さらに足部の修正によって肩関節の可動域にも変化が出てきます。
当整骨院では修正前に肩外転を行ってもらい、挙げた時の感覚や可動域をチェックし、修正後にまた再評価すると外転角度の増加が見られます。
足部のアライメント修正するだけで下肢だけでなく、体幹や上肢にも良い影響を与えてくれます。
現在外反母趾の情報として、ネット等で足趾の屈曲や開排のエクササイズやテーピングによる内反方向への補正テープを行うなどの方法等が広まっていますが、アメリカ足病医学ではこれらのやり方について良いとしている考えではないことも明らかになっています。
さらには女性には嬉しい情報としてO脚改善、お尻の横への出っ張りの減少だけでなく脚が細くなっていくといったことも現れてくるので嬉しいことだらけです。
これらの方法よりも当整骨院では「立ち方」「歩き方」を重要視し、慢性的な習慣から悪くなったものを修正していく方法をとっています。
痛みに関しては微弱電流や超音波を用いて除去していきます。
さらに酷い方に関してはインソールの提案もさせて頂きます。
これにより、「根本的な原因」も改善に繋がり今後の生活の中での痛み・症状も緩和されていきます。
今回は足部にフォーカスして書いていきましたが、施術時には足部だけでなく身体全体の評価を行っていき、足部との運動連鎖や1人1人の身体のタイプ判別を行ってその方に合った施術を提案していき、評価→施術→再評価を繰り返しながら施術を進めていきます。
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髙山整骨院
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