大鳥居にある整骨院　腓骨神経麻痺の方の施術

こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。

 

今回は腰痛で来院された方の問診時に腓骨神経麻痺があり、腰痛と共に腓骨神経麻痺を施術したものを紹介していきます。

腓骨神経麻痺を中心に紹介していきます。

 

40代女性、仕事はパソコン操作を長い時間されている方になります。

腰痛があり来院し、30代からより痛い頻度が多くなり、痛みの度合いも大きい時が多いとのことで、2ヵ月前から整体に行っていて施術してもらっていたとのことで、もみ返しや2日後には痛みが戻っているとのことで2回だけ通って通わなくなったとのこと。

 

問診をしていくと、仙腸関節の部分が1番痛みがあるとのことで、仙腸関節、第5腰椎に圧痛がありました。

腰の屈曲時に仙骨の動きを確認していくと、仙骨の左上部のロックがあり体幹の側屈時にも動いていない徴候がありました。

股関節の可動域制限も見られ、屈曲時には詰まり感もあるとのこと。

 

足部の動きやアライメントのチェックを行うと、右足関節の背屈ができず、drop footの状態になっていました。

drop footとは腓骨神経麻痺によって足部の背屈が困難になることです。

この事を指摘すると以前行った整体で聞いたらしばらくすれば治るとのことで、そのままにしていたとのことで、そこまで重大なこととは思わなかったのと躓くことが多くなったとのことで、患者さんに腓骨神経麻痺の施術が重要であることもお伝えしました。

 

首や腰などの神経出力のチェックもそれぞれ行っていきました。

その他に腰の関連のある領域をチェックし、施術へと移ります。

 

施術は腰に関しては姿勢の改善と疼痛改善のための施術を行っていきました。

腓骨神経麻痺についてはまず足部底屈が長い間続いていたことによって距腿関節の背屈の拘縮があり、ここの柔軟性を向上を獲得していきます。

上・下脛腓関節や距踵関節などの動かしていなかった部位も修正していきます。

腓骨神経のラインに沿って微弱電流の神経系モードで通電していきます。

 

最後に足部は包帯にて固定を行い、底屈位にならないようにしていきます。

 

施術後に腰の痛みを聞くと、半分以下になったとのことで、股関節の詰まり感も無くなったとのことでした。

腰の屈曲時の痛みは無いとのことでした。

足部は背屈の反応が施術前よりも良くなっていて、患者さん本人も足が反れる実感があるとのことで引き続き施術を行っていきます。

腓骨神経麻痺については修復するのに少し時間がかかるのと、通勤時など歩く時には包帯を巻いて底屈位にならないようにしてもらいました。