オスグッドシュラッター病に対しての知識と施術について
2023/06/21
こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。
今回は膝に対しての痛みや怪我について紹介していきますが、スポーツをやられている方から多く見られる、小学生~高校生まで幅広い年代で診られる「オスグッドシュラッター病」について紹介していきます。
オスグッドシュラッター病とは何か?適切な施術やケアの仕方は何か?など様々な観点からオスグッドシュラッター病について書いていきます。
オスグッドシュラッター病(Osgood-Schlatter disease)とは何か?
ジャンプ動作での膝屈伸時や、ダッシュやキック動作によって脛骨結節部(大腿四頭筋付着部)が強く引っ張られ、同部がはがれたり炎症を起こしたりして痛みが発生する。
オスグッドシュラッター病は小中学生男子に多い膝のオーバーユース(繰り返し動作)による成長期スポーツ障害の代表疾患です(踵に発生するものとしてシーバー病があります)。
*シーバー病については今後触れていきたいと思います。
成長期は急激に身長が増加して骨も急成長を遂げますが、残念ながら筋や腱などの軟部組織は同じようには成長しません(骨の成長スピード>筋・腱の成長スピード)。結果的に硬い身体になってしまう時期でもあります。
そのために生じる大腿四頭筋の柔軟性低下(いわゆる大腿部の筋肉が硬い)を契機に、ジャンプやダッシュなどの繰り返しの動作による膝蓋骨(お皿の骨)を引っ張る力が脛骨粗面に加わります。成長期の脛骨粗面には骨が成長するために必要な新しい骨(骨端核)が存在していますが、大腿四頭筋による強大な牽引力が負担となり、骨端核の発育が阻害され突出して痛みます。
画像にあるのは当整骨院で使用している超音波観察装置(エコー)とエコーで撮影したオスグッドシュラッター病の画像になります。
撮影した方は小学6年生男子でスポーツをやられている学生になります。
スポーツ動作全般で発生しますが、特にジャンプ、ダッシュ動作(サッカー、バレー、バスケ)での膝屈伸時や、ダッシュやキック動作(サッカー)で起こりやすく、膝蓋骨下方にある脛骨粗面に限局した疼痛と強い圧痛が主症状です。急性期であれば局所の熱感や腫張、徐々に大腿四頭筋に引っ張られることによって骨性の隆起が認められます。時に両側に発生します。
ジャンプ時の疼痛が原因でジャンプ力が低下したり、ダッシュ時の疼痛でタイムが低下したりするなど、スポーツ能力の低下(パフォーマンス低下)に直結しますが、急性外傷(突発的なケガ)ではないためにスポーツ休止の判断が難しく、現場では疼痛を抱えながらもスポーツ活動を継続している学生が多くいます。
当整骨院ではオスグッドシュラッター病についてのヒアリングでは痛みの指数の確認、検査、柔軟性の評価、身体の運動連鎖に伴う使い方などのチェックを行っていき、運動の休止を極力行わず、運動を継続しながら施術を進めていき、パフォーマンス低下を起こさずにスポーツ競技を行えるように施術プランの構築を行っていきます。
ネットや整形外科、整骨院など含め様々な所で大腿四頭筋の柔軟性の低下と大腿四頭筋の筋発揮に伴う牽引によって脛骨結節部の剥離が起き、疼痛の出現がすると書かれています。
実際に大腿四頭筋の硬さは重要な指標になってきますが、当整骨院に来院施術される方の半分以上は大腿四頭筋の硬さはあるものの、極端に硬さがある方はいません。
これだと大腿四頭筋が硬いことによって発生しているとは言えません。
私自身も多くの学生を見てきて重要視しているのは「筋柔軟性のバランス」です。
これは簡単な例で説明をすると上腕二頭筋が表とした時、上腕三頭筋は裏で表裏関係(拮抗筋関係)にあります。
オスグッドシュラッター病で考えると大腿四頭筋と表裏関係にあるのは大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋のハムストリングスと言われるところになります。
当整骨院にオスグッドシュラッター病で来院した学生のほぼ100%でこのハムストリングスの硬さが診られています。
つまり大腿四頭筋の硬さはとても重要なアプローチ部位になりますが、その他の身体の柔軟性や筋力評価、運動連鎖に伴う身体の可動性を評価しなければ疼痛改善に繋がらず、痛みのためにパフォーマンス低下も招き悪循環に陥ります。
当整骨院では上記の通り、身体の筋柔軟性、関節可動域や筋力のチェックを行っていき、運動連鎖による上肢・下肢の身体の使い方のチェックも行っていきます。
さらに当整骨院オリジナルの神経出力低下の有無を確認するテスト、身体のタイプチェックを行っていき、施術時のマッサージ等の揉みほぐしの方向などの判定を行います。
揉みほぐしの方向とは人によって顔が違うように身体のタイプが違ってきます。
そこで例えばAタイプ、Bタイプの人がいたとして、Aタイプの人にBタイプの人用のマッサージを行っていくと、筋力低下が起きてきます(逆も同じです)。
この筋力低下は自分自身では気づかないため、マッサージなどの施術で良くなっていると思っている方が多いので、悪くなっていることに気付かず、生活しているうち徐々に不調が起きてきます。
この筋力低下は上肢の施術を行っても下肢にも影響が出てきます。
これらの事から1人1人の身体特性や検査などは細かく行っていく必要性があります。
*身体特性などの話は今後どこかで触れていこうと思います。
オスグッドシュラッター病で言われていた施術や大腿四頭筋の柔軟性の向上は重要なポイントではありますが、当整骨院での施術時の重要なポイントとして
①身体全体のバランスの良い柔軟性の獲得
②脛骨結節部の炎症の消失
③身体運動連鎖に伴う身体の使い方の修正
これらを重要なポイントとして施術を行っていき、施術を行いながら評価→施術→再評価を繰り返しながら進めていきます。
脛骨結節部の状態に関してもエコーでチェックしながら炎症状態の把握を行っていきます。
当整骨院は大田区でスポーツでの怪我や今回のような成長痛・障害にも幅広く対応しています。
また慢性的な首や肩、腰・骨盤のお悩みや、身体の不調からくる頭痛、自律神経の不調などのお悩みも解消する施術も行っていて、完全オーダーメイドで施術を行っていきます。
平日月曜日~金曜日 午前8:30~12:00 午後15:00~19:30 土曜日は8:30~15:00まで通しで営業しています。
仕事でお忙しい方など慢性的な身体の不調、美容などに悩まれている方は髙山整骨院を是非ご検討ください。
----------------------------------------------------------------------
髙山整骨院
〒144-0033
東京都大田区東糀谷3-3-17 グランシャリオ羽田102
電話番号 : 03-6423-7996
FAX番号 : 03-6423-7996
健康に配慮し大田区で腰痛をケア
大田区での怪我に専門的に対応
スポーツへの復帰を大田区で支援
丁寧なマッサージを大田区で
----------------------------------------------------------------------