大鳥居にある整骨院　バトミントンで足首を捻挫した方の施術

こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。

 

今回はスポーツ中に怪我された方の施術を紹介していきます。

スポーツ中やプライベートで怪我された方の参考になればと思います。

 

20代女性、仕事は立ち仕事をされている方になります。

趣味でバトミントンをされている方で、ダブルスで試合形式で打っていて後ろにきたシャトルを打ちに行こうとバックしていたら右足を捻ったとのこと。

痛みが引かなかったので翌日当整骨院に来院されました。

 

問診をしていくと、右足関節外側に腫れがあり、動きの確認をすると健側と比較すると背屈が三分の一程になっていて、距骨の亜脱臼があることが分かりました。

受傷直後は内側に痛みがあったとのことでしたが、今は外側が腫れていて気になるとのことでした。

圧痛を確認すると内側の靭帯、筋肉は大丈夫で、外側の前距腓靭帯、前脛腓靭帯に圧痛があり、その他の靭帯は大丈夫でした。

 

超音波観察装置(エコー)にて中の確認を行うと、前距腓靭帯、前脛腓靭帯共に損傷度合いはⅠ度で、骨折はありませんでした。

内側の三角靭帯等の確認も行いましたが、損傷はありませんでした。

受傷時に内側が痛かったのは内果と外脛骨の衝突によって痛みが生じていた可能性が考えられます。

 

腰からの神経症状の確認を行うと、神経出力の低下によって筋力低下がありました。

腰痛はたまにあるが、今は際立ってあるわけではないとのことでした。

ここでポイントなのが、腰の神経出力の低下＝腰痛があるというわけではなく、腰痛のある方でもちろん神経出力の低下や知覚低下がある方もいますが、腰痛が無くても神経に触っていて神経症状を起こします。

 

患者さんに説明をすると納得されていて、今後のバトミントンでの怪我の予防も行っていきます。

 

施術はまず距骨の亜脱臼の整復を行いました。

整復後に距腿関節部の動きを確認すると健側と可動域が変わらないくらいになりました。

この状態で立ってもらい歩行をしてもらったところ、痛みはないとのことで、脱臼による痛みが強かったことが分かります。

 

整復後に腰、足関節に干渉波通電を行います。

その後、腰にマッサージとモビライゼーションを行い、AKAによる矯正を行いました。

再び腰からの神経出力のチェックを行うと、筋力が戻っていて、患者さんも実感してもらえたので良かったと思います。

 

足関節には微弱電流の修復モードで通電していき、包帯にて固定を行い施術を終えました。

 

最後に生活での動き方や寝方などの足関節、腰に負担のかからない動き方等をアドバイスし、週2回のペースで施術を行うことにしました。