大鳥居にある整骨院　膝窩筋の怪我の施術

こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。

 

今回はバスケをやられている方の膝の怪我の施術について紹介していきます。

膝の痛い方、スポーツで怪我された方の参考になればと思います。

 

20代女性、仕事は座ってパソコン操作をしている時間が長く、時々重い物を持つことがあるとのこと。

バスケをやられている方になります。

2ヵ月前から右膝の痛みがあり、動けなかったり、痛みで休むほどではないと思い自分でストレッチ等を行いながらバスケを続けていたとのこと。

当整骨院に来院される2週間前から膝の裏の痛みと前面の痛みが強くなったので、整形外科に受診しレントゲン検査検査を行った結果異常は無いとのことで痛み止めの薬を渡され終わってしまい、その後、鍼による施術を受けに行ったが翌日の練習までは良かったが痛みが発症したとのこと。

何が原因で痛みがあるのかわからないのが不安とのことで、その後、当整骨院に来院されました。

 

問診を行っていくと、痛みのある部位は膝の前面と裏が痛いとのこと。

触診を行っていくと、膝の前面は圧痛は内側関節裂隙とクラークテストにて膝蓋大腿関節部に痛みと損傷があると判断しました。

膝の裏は多くの筋肉や軟部組織があるので慎重に探った結果、膝窩筋に圧痛があり、超音波観察装置(エコー)で確認を行うと筋自体の厚みの変化と炎症徴候の確認ができました。

半月板の損傷はテストとエコーにて確認したところありませんでした。

 

腰からの神経症状はがあり、右の下肢の筋力低下が認められました。

この状態でスポーツをしていたら、代償動作や負担当で怪我するリスクが高くなります。

腰痛の有無を聞くとたまに痛くなるが常時痛いわけではないとのこと。

 

膝窩筋は大腿骨外側上顆に起始し、脛骨の後面上部やヒラメ筋線上部に付着する単関節筋です。

機能は主に膝の屈曲、下腿内旋になります。

患者さんに痛めている部位、痛くなっている原因を説明したところ、思い当たる節があるとのことでバスケプレー中の状態を思い返すと指摘した症状があったとのことでした。

 

施術は膝窩筋のモビライゼーションから行っていきます。

膝窩筋周囲は他の筋肉が重なっているので避けながら行っていきます。

モビライゼーションと微弱電流の疼痛緩和モードで通電しながら行いました。

その後、腰と膝に干渉波通電を行い、腰のマッサージとモビライゼーションを行いました。

膝の前面の内側関節裂隙と膝蓋大腿関節部にも微弱電流を通電していきます。

その後下肢のアライメント修正と問診時に確認していた股関節の可動域改善を行いました。

 

施術後に膝を動かしてもらいながら痛みの確認を行ってもらった所、痛みは無いとのことで動いた時にどうなるかが重要だと考えます。

腰からの神経出力も上がり、筋力が戻りました。

このコンディションで運動をすれば代償動作が少なく負担もかかりづらいと考えます。

 

4日後、バスケをやった後に再度来院された時に状態を確認すると、痛みは最後の方に少し出たくらいで、来院前の痛みの半分以下になっているとのことでした。

以前問診時に指摘していた点について、腰の神経症状による力の低下の症状については気を付けながらプレーしていたら大丈夫とのことでした。

 

再び膝窩筋、内側関節裂隙と膝蓋大腿関節の痛みの触診を行うと、初回問診時の圧痛程ではないとのことでした。

引き続き施術を継続しながらトレーニング、ストレッチやエクササイズ等を入れて施術を行っていきます。