大鳥居にある整骨院　産後の骨盤矯正とアライメント調整

こんにちは、大田区東糀谷の大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。

 

今回は出産が終わり、産後の骨盤、姿勢などの痛みや改善を行った症例を紹介していきます。

産後の施術に興味のある方に参考になればと思います。

 

20代女性、産後3ヵ月程になります。

今回は2人目とのことで出産時の痛みは最初程ではなかったとのこと。

普段は専業主婦をやっている方になります。

痛みとしては腰痛、首痛、頭痛、肩こり、背中の痛みがあり、骨盤等の歪みも気になるとのこと。

 

問診をしていくと、姿勢のチェックを行います。

頭部前方移動(ストレートネック)、胸椎後弯、巻き肩が目立っていて、腰の腰椎前弯は大きい変化はそれ程ありませんでした。

重心のチェックをすると前重心になっていて、前で赤ちゃんを抱っこしている時間が長いことから重心の位置の変化が起きていることが分かります。

元々、姿勢や重心の位置は出産前からこのような状態になっていたことも考えられます。

足は右脚が1cmほど長くなっていて、これに伴って骨盤の下制、右前方回旋・右回旋がありました。

足部や足の状態のチェックも行います。

 

患者さんからの質問で「骨盤矯正は意味ありますか?」という質問を頂きました。

答えとしては意味はあります。

 

しかし、骨盤矯正のみの施術は意味がないと考えます。

特に骨盤を締めるという意味合いでやる施術を受けられる方が多いと思います。

体型が良くなったり、ズボンがはけるようになったりなどの理由から骨盤を締める施術を受けられている方が多い印象ですが、それだけの施術は意味がないと考えます。

 

簡単に解説をする骨盤の恥骨結合は妊娠前は2～6mmほど元々開いていて、妊娠後期になると7～10mm程開いてきます。

そして出産のタイミングで3～4cm一気に開きます。

出産後も3～4cm開きっぱなしではなく、7～10mm程に戻ります。

そうすると出産前後の差は5mmぐらいで、この5mmを治すために骨盤矯正に何十回、何万円もかけて通う必要はありません。

自然に開いたものが大体半年から1年くらいで戻ってきます。

 

では、なぜ産後の調整が必要になってくるかというと、例えば、恥骨と恥骨が真っすぐ戻れば良いですが、捻じれて戻ったりするので調整が必要だと当院は考えます。

これを調整することによってお尻が小さくなったり(奥行きがでてくる)、骨盤だけでなく頸椎や胸椎、足部などの調整を行うことで、腰痛や肩こりなどの不調も改善させていくという施術を行っていきます。

 

一通り問診を終えると、施術に移ります。

 

施術は仙骨などの骨盤帯から調整を行っていき、腹部や横隔膜、下肢の順番に調整を行っていきます。

そして背中から頸部へと進めていきます。

カイロプラクティックが好きということで、頸部・胸椎の矯正を行い、姿勢の変化に関連する部位のマッサージとモビライゼーションを行います。

筋系も硬くなっていたりするので改善していきます。

トレーニングも随時行っていきます。

 

施術後はお尻の出っ張り感が少なくなっていて、奥行きのある臀部になり、腰の痛みも2割ほどに減ったとのことでした。

首や肩こりの痛みや可動域も上がっていました。

姿勢も問診時にチェックした時よりも改善傾向にあり、生活で戻ってきてしまうので注意点等アドバイスさせていただきました。

 

来院は週1回で大丈夫とお伝えしました。

もし気になるようであれば2、3回来ても大丈夫とお伝えし、金額も初回は5000円、次回から3300円で行うことにしました。

 

金額や施術内容等、細かいことなどわからないことがあればご相談ください。