子供のスポーツ障害

こんにちは、大田区東糀谷にある大鳥居駅東口より徒歩2分の場所にある髙山整骨院の髙山です。

 

今回も来院された方の施術を紹介していきます。

 

この方は小学校6年生の男の子になります。

スポーツは剣道をやっていて、1年以上前から膝が痛いとのこと。

オスグッド・シュラッター病いわゆる成長痛と言われているものです。

小中学生に多いとされていて、膝のジャンプ動作での膝の屈伸時、ダッシュやキック動作などのオーバーユースによる成長期スポーツ障害になります。

写真の1枚目は超音波観察装置(エコー)で撮影した画像になります。

これらの動作時に脛骨結節部が強く引っ張られることによって痛みが発生します。

私も学生時代にはなっていました。

 

この方の主張は蹲踞(そんきょ)の姿勢ができない、運動後の痛みが気になるとのことでした。

一般的には太ももの前の筋肉である大腿四頭筋をストレッチすることで筋肉が緩み脛骨結節部への負担が減り、痛みが緩和するということが私が子供の頃からも言われ、私自身もそれを信じストレッチを毎日やっていました。

私の経験話になってしまいますが、いくら施術に通いストレッチして筋肉が柔らかくなっても痛みはあまりよくならず、スポーツパフォーマンスもそれほど良くなった感じは得られませんでした(大腿四頭筋のストレッチが間違っているというわけではありません)。

他に何か良い方法があるのではないか？と学生時代から考えていました。

 

今回この方の施術プランとして

①神経学的チェック

②身体バランスを見ての柔軟性獲得

③弱化している筋肉の強化

④疼痛部位へのアプローチ

この4つを軸に施術を進めていくことにしました。

 

この方は来院されて1ヵ月程経過しましたが、痛みが減ってきて蹲踞ができるようになったことと、

身体の筋肉、関節の柔らかさがでてきて、施術経過としては順調だと考えます。

さらに施術経過を見ながら弱っている筋肉の強化をし、スポーツ時の円滑な身体運びができるようなトレーニングを行っています。

また本人の意見も聞きながら施術を進めていきます。

 

今回はこれにて終わりになります。