頭痛のタイプを知ろう!
実は日本人の4人に1人は頭痛に悩んでいるとされています。頭痛の種類を見極めて改善に繋げることがとても大切です。よく聞く頭痛だと片頭痛ではないでしょうか?今回は詳しく頭痛の種類や違いなどについて解説いたします。
片頭痛とは
ズキズキと脈に合わせて痛む、ひどい時は吐き気なども伴う頭痛のことです。なんと年間に約840万人もの日本人が悩まされているというデータがあります。男性より女性の方が多いのも特徴です。原因は明らかにはなっていませんが、なんらかのきっかけで血管が拡張し、引き起こされています。飲酒、生理、人混みなどの環境の変化、天気や気圧の変化、寝溜め、寝不足の生活リズムの変化も関係しているとされています。片側が痛むことが多いですが、両側が痛む人もいます。光や音や匂いなどに敏感になり、暗いところが楽に感じます。日常生活の動作で症状が悪化してしまうため、生活に支障をきたします。
緊張型頭痛とは
首筋にかけて重苦しく頭を締め付けられるような圧迫感や痛みを感じる頭痛です。我慢できる痛みなのが特徴です。頭痛が反復して起きるパターンと、持続的に毎日続くパターンに別れます。身体的、精神的ストレスで発生する頭痛です。筋肉が緊張し血流が悪くなり、神経を刺激して痛みを引き起こします。そして首の筋肉が弱いほど頭痛を引き起こしやすい傾向にあります。そして真面目な性格の人や几帳面な人がなりやすいとも言われています。
群発性頭痛とは
発作的に発生する頭痛で比較的稀な頭痛です。年数回、または数年に一度の頻度で発生します。もし発症してしまうとほぼ同じ時間に約15分から約3時間もの強烈な激しい激痛に襲われます。(群発期という)転げ回るほどの痛みなので日常生活に支障をきたすため注意が必要です。それをすぎると痛みがでない時期が続きます。(寛解期という)目の奥が猛烈に痛む、涙、鼻詰まり、鼻水などの症状が現れます。20代から40代の男性に多いとされる頭痛です。頭痛を誘発させる行為は飲酒、気圧の変化、不規則睡眠などです。
頭痛の対処法
実は上記で説明した頭痛はそれぞれ対処方法が違うのです。間違った対処をしてしまうと症状が悪化してしまうため注意が必要です。
偏頭痛
- 鎮痛剤を飲む
薬を服用しても効果が薄ければ病院の受診がおすすめです。 - 暗い場所で安静にする
光や音で痛みが悪化する頭痛なのでこれらを防ぐことが大切です。 - カフェイン摂取
血管を収縮させれるので、痛みが始まった時にカフェインを含んだ飲み物を飲むと痛みがましになります。 - 冷やす、押さえる
痛みがあるところを冷やしたり、押さえて圧迫すると痛みがましになります。
緊張型頭痛
- 病院を受診する
こちらの頭痛に見せかけて別の病気が隠れている可能性もあります。 - マッサージ、ストレッチ
頭が重かったり肩こりを感じたら、首筋や肩をマッサージしたりストレッチをしたりと体をほぐすようにしましょう。 - 温める
片頭痛が冷やすと効果があるのと真逆で、蒸しタオルなどで温めると痛みがましになります。 - ストレスケア
好きなことをする、ゆっくりお風呂に浸かる、きちんとした睡眠をとるなどストレスをためないように心がけましょう。
群発性頭痛
こちらの頭痛は痛みが強烈のため鎮痛剤で対処が難しくなっています。そのため病院を受診し、医師の判断を受けることが望ましいです。